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機動戦士ガンダムUC (1) ユニコーンの日(上)
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ずれている―――。
建造中のスペースコロニー・インダストリアル7に住むバナージ・リンクスは16歳。
アナハイム工専に通う学生だった。
時折感じる、自分がずれている感覚。
それが何なのかわからないまま、日々の学業とバイト、そして就職したら何の変哲もない生活の1コマになってしまう自分を漠然と思い浮かべながら過ごしているのだった。
ある朝、バイトに向かう途中の宇宙空間でふと目にした物体。
白い残像を引いて行き過ぎる物体は、人型であるように見えた。
モビルスーツ・・・?

およそ100年前―――
宇宙世紀(UC)誕生の瞬間。
西暦に別れを告げ、宇宙世紀を受け入れる、その人類の節目のセレモニーをテロが襲う!
その構成員だったサイアム・ビストは、連邦首相リカルド・マーセナス暗殺の直後、偶然にも六角形の箱を手に入れる。

物語の基幹に据えられるその箱、『ラプラスの箱』―――
それを保有することにより、連邦政府から無限の便宜を引き出す箱。
ビスト財団の権力の証、そしてその傘下であるアナハイム・エレクトロニクスを唯一無二の巨大企業へと成長させた原動力。

時に、宇宙世紀0096。
宇宙世紀100年の節目を前に、ジオン共和国の解体を目前に控えたその時期。
己の寿命を悟ったサイアム・ビストは、現ビスト財団当主・カーディアス・ビストに対して静かに口を開く。
『ラプラスの箱』を開ける時が来たのだ


『袖付き』と異名をとる武装集団。
旧ジオンの流れをくむその組織に、その姿はあった。
一年戦争時、生誕直後に父ドズル・ザビの下を離れ、グリプス戦役時に幼少ながら地球圏へと舞い戻り、その後行方不明となっていたその人。
ニュータイプ思想を中心とするジオニズムの象徴であるその人は、しかし『ラプラスの箱』の受け取りには反対だった。
ビスト財団との取引場所となったインダストリアル7に単身潜入する彼女は、オードリー・バーンという偽名を名乗った。
そしてそこで・・・

エメラルド色の瞳―――
バナージは、彼女との運命的な出会いを果たす。


RX-0《ユニコーン》、ファイナル・フェイズを消化。全項目オール・クリア
連邦の『UC計画』の所産である純白・一本角のモビルスーツは、カーディアス・ビストの手で生まれ変わり、100年の呪いを解く鍵となって旅立ちの時を迎えようとしていた。
これにてRX-0の稼働試験はすべて終了する。帰投次第、試験用OSを削除。NT-Dを封印し、ラプラス・プログラムを起動させる
『ラプラスの箱』の鍵となるモビルスーツが、今目覚めようとしていた。

オードリーと共に忍び込んだビスト財団の船の中で、バナージは目撃する。
可能性の獣ユニコーンのタペストリー。
そしてそこに書かれているのは『A MON SEUL DESIR』の文字。
・・・私の、たったひとつの望み
旧世紀のフランス語を読み上げたバナージに、にわかに過去の記憶が去来する!


ニュータイプのようなことを言う・・・
ある感情を押し殺しつつ、バナージをあしらうカーディアス・ビスト。
君が誰だってかまわない。必要だって言ってくれ。一緒にいた方がいいって。そうしたらおれは・・・
バナージの悲痛な訴えを前に、カーディアスと共に去るオードリー。

少年の想いをよそに、『ラプラスの箱』をめぐる100年の呪縛が今、解き放たれようとしていた。


『ガンダム』の世界で綴られた、一年戦争から16年。
そして『逆襲のシャア』の世界から3年。
正統派『ガンダム』の流れをくむ物語は、宇宙世紀(UC)とユニコーン(UC)の2つの名を背負って今、その壮大なストーリを開始する!
それを描くのは『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』で一世を風靡した福井晴敏氏。
アニメや漫画では描けない詳細な場面設定と複雑な心理描写を小説という媒体に乗せて、異色のガンダム連載小説、1巻2巻同時単行本化!

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